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「国際開発」とはシステムやソフトウェア開発業務を海外のリソースを活用して行うことです。単価が高く、日本人エンジニアが不足する中、コスト削減が主な目的として行われてきました。しかし近年では、ITシステム・サービス開発に求められるスピード感が増してくるにつれ、オフショア開発の目的が、「R&D拠点」、「優秀な開発リソース確保」へと徐々にシフトしてきています。
出典:IT人材白書2020/独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センターより弊社作成
日本におけるIT人材の不足は今後どんどん深刻になります。国が発表している資料では、最大で2030年に79万人不足すると言われています。IT人材の不足は日本だけではなく、先進国・途上国でも起こります。今後、あらゆる業界でDXが加速する中、世界的にITエンジニアの奪い合いとなることは明白で、いまのうちにいかに海外を含めた開発リソースを確保するかが鍵となります。
お客様のプロジェクトに必要なスキルを持つエンジニアによる専用チームを編成し、一定期間の契約(準委任契約)を締結する形式です。請負契約と異なり、完成責任を追わないため、安全をみるためのバッファが加味された請負契約の見積もりより安くなる傾向にあります。多くの場合、アジャイル開発体制で行い、「設計」、「実装」、「テスト」のプロセスを繰り返し積み重ねていきます。手戻り工数を最小限に抑えることができ、仕様変更や機能追加にも柔軟に対応できます。
請負 | ラボ型(準委任) | |
---|---|---|
完成責任 | あり | なし |
瑕疵担保責任 | あり | なし |
最適な 開発モデル |
ウォーターフォール | アジャイル |
仕様変更への 柔軟性 |
低い 再見積もりと納期の再検討が必要 |
高い 厳密な再見積もり不要ですぐに作業に入れる |
開発費用 | 完成責任を負うため安全なバッファを 見込む必要があり高くなりがち |
開発側は安全なバッファを見込む必要がなく、 最低限のコストでサービスを提供可能 |
向いている プロジェクト |
仕様がしっかりと確定しているプロジェクト | 詳細な仕様が決まっていないが、スピード重視で機 能をどんどん追加したいプロジェクト |
完成責任
瑕疵担保責任
最適な開発モデル
仕様変更への柔軟性
低い
再見積もりと納期の再検討が必要
高い
厳密な再見積もり不要ですぐに作業に入れる
開発費用
向いているプロジェクト
請負契約で採用される従来のウォーターフォール型の開発では、要件定義、基本設計、詳細設計が終わるまでは最終的な見積もりを算出することができず、開発をスタートできません。ラボ型では決まった部分からどんどん開発に入れるため、全体的な工期を短縮することが可能です。
請負契約だと発注のたびに担当者が変わる可能性があります。ラボ型(準委任)契約にすることにより、長期に渡り優秀な人材を確実に確保することができます。
開発チームのメンバーを固定することができ、お客様のサービス・システムのノウハウが蓄積されます。このノウハウの蓄積により品質の向上および高い開発効率を実現できます。
請負契約では仕様変更のたびに、再見積もりと納期の再調整が必要になります。ラボ型(準委任)では人月での契約なので、再見積もりが不要のため、プロジェクトをストップすることなく迅速な対応が可能となります。
現地に専用チームをつくることにより、他のチームとは別の、専用の開発環境を構築することもできるため、機密性の高いプロジェクトでも安心してご利用いただけます。